奪うことができないものは志である。
奪うことができないものは志である。 滅びないのはその働きである。
[現代語意訳]
どんなことがあっても、心に宿る目標や夢は、誰にも奪えない。
そして死んだとしても、あなたの働きは、決して消えることはない。
こんにちは、吉田松陰先生を尊敬する労働問題に強い社労士の長島です。
今日も吉田松陰先生の名言を労働問題にからめて解説したいと思います。
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?志を奪わないための人事評価制度とは
吉田松陰先生が言う通り、志は奪うことのできないものです。
しかし、現代の会社員の方の多くが「志」を持っていない方や、奪われてしまった方
が多いと感じます。
いろいろな理由がありますが、一つに「志=やりたいこ」を実行しようとしても
それが会社内で評価されなければ意味がないものになってしまうということが上げられます。
もちろん、成果が上がるかどうか、売上が上がるかどうかも非常に重要なのですが、
このような新しい志を立て、実行したことに対する評価も非常に重要ではないでしょうか。
当事務所のお客様には、必ず成果に対する評価とは別に俗にいう「情意考課」を入れるように
していただいております。
業績や成果に対する貢献以外にも会社づくりや、後輩育成、新商品の開発など
のチャレンジをしたこと自体を評価するようにしています。
ぜひ「志を奪わない人事評価」を取り入れていただければと思います。